聖闘士聖衣神話EX バルゴのシャカ
さて、今年もそろそろ秋も深まり、本格的に冬の到来に備える季節になりました。
この記事を書いているのは2012年11月1日ですが、今年は去年より約一ヶ月早く10月26日から28日にかけて、魂ネイションズが開催されました。
僕は27日の土曜日に行ったのですが、例によって始発電車で出発して、300人近くもの物販入場者の列に並んで待ったり、会場にトイレがないので水分を控えて行動していたため、かなりばてたりと年々コミケに近くなっていく雰囲気のこのイベントですが、さて果たして来年は行けるのでしょうか?
物販では聖闘士聖衣神話EXでジェミニのカノンを購入ました。ぶっちゃけジェミニのサガの髪を少しくすんだ色の青色にして、髪の分け目を逆にしたものであり、なんとなーくこれで6500円は詐欺っぽい、という感じのものでしたが、Yahoo!オークションなどではイベント直後15,000円近い値段が付いていたこともあり、なんだかもったいなくていじれなくなってしまいました(^^;)。
そこで10月末に販売された、聖闘士聖衣神話EX「バルゴのシャカ」が届くのを待って、今回のレポートになったわけです。
10月30日に届いた「バルゴシャカ」のパッケージは下にある写真のようなイメージ。
「友の想いその身に受けて覚悟に舞い散る沙羅双樹(さらそうじゅ)の華」はハーデス十二宮編のことを指していますね。
心の奥底にアテナへの忠義を秘めながら、あえて冥王ハーデスの走狗となってアテナの命を取りにこの世に蘇ったジェミニのサガ、アクエリアスのカミュ、カプリコーンのシュラ。
黄金聖闘士の中でも屈指の実力派3人を相手に戦い、最後は禁断の技・アテナ・エクスクラメーションを受けて沙羅双樹の樹のもとでアテナに血文字の花びらを遺し、舞い散った、もっとも神に近い男、おとめ座の黄金聖闘士バルゴのシャカ。しかしその真意は…。ということで続きがあるのでそれは原作をチェックしてみて下さいね(^^)。
さて、前置きが長くなりましたが、おとめ座の黄金聖闘士バルゴのシャカという事で、その聖衣のオブジェ形態は天に祈る乙女の姿をしています。
こんな感じです。すっきりとまとまった美しい聖衣です。
これを例によって、聖闘士聖衣神話のものと比較してみましょう。左が神話、右が神話EXです。
まぁ一目瞭然なんですが、できばえは大きく進化しています。神話の方はそれでも、APPENDIXによって改良されたものになっているのですけど。
具体的には組んだ両手がメッキになっていることや、頬当ての部分が本来のマスクと部品が差し替えになっていること。そして背中の翼がAPPENDIXできちんと展開されている状態のものであることなどです。
このような点は、神話EXでは最初からデフォルトでなされており、しかも全体に手足がすらりと細長く、頭部が小さいことから見た目が大きく改善されていると言えます。
また、見た目だけでなく、オブジェフレームも細かく分解し、聖衣を取り付けるのが一層楽になっているのも神話EXの特徴です。
さて次はおなじみ素体の比較です。左が神話、右が神話EXのものです。
まぁこれも較べるとあまりにも神話の方がかわいそうというか…(^^;)。たしか神話の方でも出た時からシャカはあまり評判が芳しくなかったんですよ。
頭がでかい上に髪の毛はテカテカ光っているし、顔の造形もよろしくないしで。
そこでAPPENDIXが出てかなり改善されたのですが、このAPPENDIXにも短所があり、改良された頭部を直接素体の首に付けることが出来なかったんですね。
APPENDIXの頭部を付けるには、専用の首パーツがあり、それを素体の首パーツにかぶせるような造りになっていたため、「首太シャカ様」になってしまうんです。
また僕個人の理由なんですが、部屋の中でシャカをディスプレイしていた場所が、ちょっと通路にはみ出していたものですから、何回シャカ様を引っかけて床に落としたかわかりません(^^;;;)。
その度首パーツを無くしたりして、APPENDIXを買い直したりした苦い思い出があります。
話が本筋から外れましたが、神話EXでは端正なシャカ様のお顔の造形も良く、他のEX同様、身体はスリムで聖衣を装着した時に見栄えがするように出来ています。
さて、それでいよいよ聖衣の分解装着!
マスクをかぶって、左手に数珠を持たせ、マントを着けた状態にしてみました。
実際、劇中でこのような姿になったことはないのですが(十二宮編ではマスクとマントは着けていましたが、数珠は持っていませんでしたし、ハーデス十二宮編では数珠を持っていましたがマスクは付けていませんでした)、実は次の写真との比較用にこの姿にしました。
神話との比較のためだったんです。実は神話の方の右握り拳を紛失してしまい、数珠を持たせて飾っていたんです。
左が神話、右が神話EXです。プロポーション・造形ともに素晴らしく進化しています。
付属の数珠も大きくて見栄えのするものになっていますね。
両肩を大きく覆う肩アーマーは、ダイキャスト製で、アクション用に細かく分かれて動かせる可動型のものと、左右それぞれ一つのダイキャストパーツから出来ている固定型のものがあります。写真のものは可動型です。
まぁシャカの場合あまり大きな動きをするようなこともないので、どちらを使うかはお好みで良いでしょう。
ただし、可動型の方にのみマントを着用することが出来ます。
それからこれは個人的に感じたことなんですけど、今までの神話EXに較べて、シャカの黄金聖衣は装着が少し面倒です。
特別に複雑というのではないですが、マントの取り付け形も独特ですし、腰前アーマーがやたら落ちました。
個体差かもしれませんが、組み立てながらかなりイライラしたというのは神話EXでは珍しいんではないでしょうか。
しかし、可動域の広さと聖衣との一体感は素晴らしいです。
それを示すのが、最後のこの写真です。
付属の蓮華座の上に座禅を組むことが出来るのです。これは神話の時にも出来た事は出来たのですが、神話EXになってから、そのポーズは飛躍的に自然に、そして美しくなりました。
この写真の時には固定型の肩アーマーを使っています。
使わない可動式の肩アーマーは蓮華座の下の方に収納できるようになっています。
このバルゴのシャカが出て、いよいよ黄金聖闘士も6人が出そろいました。後6人です。
来年2013年2月にはピスケスのアフロディーテが出ますし、これからも目が離せないシリーズですね(^_^)。