ARMOR PLUS 鎧伝サムライトルーパー 烈火のリョウ
2009.10.31.
ARMOR PLUSとはアンダーギア状態の素体に、アーマーを装着するタイプのフィギュアで、バンダイから販売されはじめたばかりのブランドです。すでに聖闘士聖衣神話などでそのノウハウを十分知り尽くしたバンダイならではの商品化です。
箱はこんな感じです。
鎧伝サムライトルーパーとは1988年から1989年にかけてテレビ朝日にて放映されたアニメで、あらすじはこんな感じです。
時は現代、大東京・新宿上空に怪奇な城が出現する。それは現代を戦乱の世に変え、人間界を支配せんと目論む妖邪界の阿羅醐城であった。人類は妖邪帝王・阿羅醐率いる妖邪兵に反撃するも、その力の前に現代科学・兵器は全て沈黙した。
絶体絶命のピンチを迎えたその時、人々の命を守り、阿羅醐の野望を打ち砕かんとする5人の少年が現れる!
”烈火のリョウ”
”天空のトウマ”
”光輪のセイジ”
”水滸のシン”
”金剛のシュウ”
彼らこそ、戦国時代の名将の血を受け継ぐ現代の、鎧戦士。
その名は「サムライトルーパー」。
(取扱説明書より)
美少年5人が鎧をまとって戦うというのは聖闘士星矢を多分に意識したもので、女性ファンを取り込む意図が見え見えだったのですが、これが見事にはまり、少年だけでなく多くのお姉様も虜にした作品です。
「や○い伝アブナイトルーパー」という呼び名まで聞いたことがあるほどで。最終回には主人公の美少年5人が青い炎を下半身に纏っただけで敵に斬りかかるというという、かなりきわどいサービスカットがあったことを覚えています。
本日発売された「烈火のリョウ」は5人のリーダー的な役割で『仁』(慈愛を尊ぶ心)のヨロイギア・烈火を装着して戦います。
本名は真田 遼、戦国時代の名将真田幸村の血を引く正義感の強い少年です。
今回フィギュア化されたリョウのアンダーギア姿はこんな感じです。
完全にこれが素体というわけではなく、数ヶ所部品を外してヨロイギアを装着します。
聖闘士聖衣神話のフィギュアの素体での経験がうまく活かされていて、アンダーギア姿でも十分観賞に堪えるものになっています。聖闘士聖衣神話と違ってアーマーは爪などで身体に固定するため、神話の素体ほど全身を細くする必要もないのがそのせいだと思われます。
次にヨロイギア・烈火を召還したときの姿がこれです。
いかにもヨロイとい感じですね。サムライトルーパーのヨロイギアは特に星座形態に変形するようなギミックがあるわけではないのでこうズシンと構えた感じがまた特徴です。烈火のヨロイは炎を象徴するごとく赤い色をしています。
リョウとヨロイギアを並べるとこんな感じです。意外とヨロイギアはコンパクトなんですね。
そして、『武装、烈火!』と叫ぶとヨロイギアがリョウの身体に装着されます。先ほど書いたとおり肩パットなどの部品を一旦外してからヨロイギアを装着します。
凛々しいいでたちの鎧武者姿です。ヨロイギアを装着しても可動領域は十分に確保されているのも優れた点だと思います。
ただ膝アーマーやつま先アーマーがかなりポロポロ取れるのであまり大胆に遊べるというわけではありませんが。
表情は2種類ついています。通常の表情と、口を大きく開けて叫んだ表情です。
抜き身の刀が二振りついているので、二刀流を再現できます。
必殺技は烈火剣・双炎斬(そうえんざん)。炎のエネルギーを剣に集中し、凄まじい高熱の刃を剣の何倍もの長さまで放ち、敵を切り裂くというものです。烈火剣を連結した剣を振るう形で現します。
兜のパーツを髪のパーツを交換することで兜を外した状態も再現できます。
体格がほとんど聖闘士聖衣神話の星矢と同じなので、固定には神話用のスタンドが使えます。