超像可動 シルバー・チャリオッツ

ここのところ頻繁にこのコンテンツが更新されているが、いろいろと面白いフィギュアが手に入った上、デジタル一眼レフの画質の良さと、ごく最近に買った、マクロレンズの威力でブログの小さい写真では迫力不足になりつつあるからである。

今回のフィギュアもまた新しく開発されたシリーズである。メディコスというところが構想・開発に1年半かけて作り出したものだそうである。2/9にネットオークションで予約販売しているのを見つけて、3000円で手に入れたものだ。

聖闘士星矢のフィギュアではなく、「ジョジョの奇妙な冒険」というまんがに登場したものである。同じ少年ジャンプに連載されていたが、もう少し時期は後だったと思う。

第3部に登場した『スタンド(幽波紋)』という、超能力を画とした現した画期的なもので、例えば念力なら力の強いマッチョなアメリカンインディアン(第2部の主人公・空条承太郎のスタンド、スタープラチナ)のような映像が術者の傍に描かれ、それが相手をタコ殴りにすることで、直感的な画として超能力を現し、一躍大人気を博した物語である。

初めのうち、スタンドにはタロットカードの名前が付けられ、今回紹介するシルバー・チャリオッツは「戦車」のカードを意味する。

スタンドの持ち主、ジャン=ピエール・ポルナレフは、最初主人公・空条承太郎らの前に香港で宿敵DIO(ディオ)の操る刺客として登場したが、承太郎の仲間で炎を操るスタンド、マジシャンズ・レッドを持つアヴドゥルと対戦するも敗れ、ディオの洗脳を解かれてからは仲間として行動する。

そのスタンド、シルバー・チャリオッツとはこんな感じの姿をしている。

鎧をまとった騎士のような風貌で、剣を扱う。その剣さばきは卓越していて、アヴドゥルのマジシャンズ・レッドの炎を細切れにするという芸当をやって見せたこともある。

非常に動きの素早いスタンドで、防御のための鎧を外すとスタンド使い(スタンド能力を持った能力者。他人のスタンドを見る事も出来る。)の目にも残像で何人もの姿があるように見える。

人気が出て連載が伸び、後で様々なタイプのスタンドが出て来るようになるが、一番初期のこの頃はスタンドは一人一体という決まりがあり、分身するようなスピードのシルバー・チャリオッツはかなり手強い相手だった。

決めポーズの1つがこれ。


腰に左手をあて右手の剣を構える。丁度フェンシングのような姿である。

この『超像可動』というのは新しくできたアクション・フィギュアの1つのブランドであり、可動部が外から見えなくても、非常によく動くので、かなり大胆なポーズがとらせられる。


フィギュア自体で自立するのは難しく、背中の穴に差すジョイントで台座に取り付けてポーズを付ける。
このあたりはマックスファクトリーのfigmaシリーズによく似ている。

背中の穴が最初きついのもfigmaに似ていて、無理にジョイントを差し込んで、ジョイントの先端部を折ってしまい、もう一体買った「プラレス3四郎」のfigma「柔王丸」の二の舞にならないように、慎重にジョイントは取り付けた。

完全にジョイントがはまったのは全ての撮影が終わった後だった(笑)。


こんな活き活きとしたポーズも撮れる。なかなか優れたフィギュアである。


マクロレンズで撮った上半身のアップ。
フィギュアそのものはそれほど大きくなく、シルバー・チャリオッツの場合身長約16pと言ったところである。
コレクションが増えて置き場に困ってきている僕にはありがたい大きさである。

これからシリーズが販売されていくらしいので期待したいと思う。