聖闘士聖衣神話 ドラゴン紫龍(神聖衣)
聖闘士聖衣神話もその集大成と言える最高の聖衣・神聖衣(ゴッドクロス)が販売されて三体目になった。
2008年06月28日に主人公の星矢が、2009年07月18日にアンドロメダ瞬が販売された。
アンドロメダ瞬については、魂ウェブから2010年3月20日にOROGONAL COLOR EDITIONが届いているのでそのうち折を観て併せて紹介したいと思う。しばらく待たれたい。
今回紹介するのは2010年03月27日発売になったドラゴン紫龍の神聖衣である。
「聖闘士聖衣大全」と言う特集本が星矢の神聖衣の販売後8月に出ているのだが、その段階ですでに企画がいろいろと練られはじめているという非常に開発に手間をかけた一品となっている。
まずはパッケージはこんな感じ。
薄いエメラルドグリーンの美しい聖衣だが、残念ながらここのところプラスティック部分とダイキャスト部分との差が顕著になりつつある。
この聖衣も膝アーマーはダイキャスト、スネアーマーがプラスティックなのだが非常にその差が目立つのが難点といえば難点か。
えいやっと中身を取り出して説明書に従って組んでいく。実はこのモデルには後に標準装備となる腰や肩のフォールディング・ジョイントが使われていない。
開発が早かったためだろうか知るよしはないが、あのフォールディングジョイントというのがくせ者で可動領域を大幅に広げてくれるその効果は認める。腕を大きく上げたときにでも聖衣がぴたっと付いてくる感触は快感でさえある。
しかしその複雑で繊細な部品構成は組み立てに数倍の時間がかかり、運が悪いときには部品が飛び散って紛失し、部品を取り寄せなければならないことすらある。
現にすでに筆者は2回このジョイントのせいで部品の購入をしている(製品は別だが)。
そのフォールディング・ジョイントがない分オブジェ形態に組み立てるのは比較的容易かった。と言っても部品をつけては落ちるの繰り返しで2,3時間はかかるのだが、最近のは丸一日かかりきりということも珍しくない。
そのオブジェ形態がこれである。
最初の写真は一番通常の角度から。2枚目は真横から。三枚目は後ろから撮影したものである。
神聖衣になってから追加された大型の翼が格好いい。
また、細かいことだがドラゴンの神聖衣にはペガサスやアンドロメダのように手甲を収納する場所は設けられていない。
換わりに原作準拠のマスク(頭部)、アニメ準拠のマスク(腰のあたり金色のひげのでているところ)の2種類のマスクを余剰パーツ無しで収納できるところなどはうれしいところである。
素体の紫龍と並べて。星矢や瞬より若干長身に作られている。
また、紫龍のアンダーウェアも今回から白になった。
そして分解装着!
安定のためにスタンドに立たせた。マスクはアニメ版準拠のものを使っている。大型の翼に干渉しないで紫龍の長髪を再現したのは見事というほかない。
実はこれは少しからくりがあって、翼に変型ギミックが内蔵されていてオブジェの時には最大限広がっていた翼が装着時には一部折りたたまれるのだ。
また肩カバーアーマーというのが後ろから竜のつめで固定されているのだがこれが非常に取れやすい。胸アーマーも取れやすいので上半身は組み立てにかなり労力を要する。
マスクはアニメ版準拠のものと原作版準拠のものの2種類が付いている。最初の一つがアニメ版マスク。ドラゴンの顔が小さく尾が付属しない。
2番目と3番目が原作準拠のマスクで、ドラゴンの顔が大きくマスクの後ろから尻尾パーツが伸びているのが特徴である。
なお固体差なんだろうが、尻尾パーツにはめ込むマスクの差し込み口が異常に太く、しかも妙な角度が付いていたので少しやすりで削ってなんとかねじ込んだ。メッキに傷が付かないかかなり神経を使った。
原作版準拠マスクをつけた全体像。ドラゴンの顔が大きいせいか、マスクが少し重い感じがする。